バルセロナ応援ブログ ~世界一美しいサッカーに魅せられて~

バルサが大好きな人のために、バルサの情報を中心としたサッカーネタを毎日提供します!

バルサ選手情報「メッシが語る ネイマール移籍騒動やクラブのあれこれ」

 負傷によりしばらくの間公式戦を欠場し、トレーニングへの不参加など状態が心配されたメッシですが、この度スペイン紙のインタビューで多くを語ってくれました。

 本日は、メッシがインタビューで語った内容をまとめてご紹介します!

 

www.instagram.com

 

怪我の状況

  まずは自身の負傷の状況について問われたメッシは、怪我の状況について「非常に良くない怪我だった」としつつも、復帰時期については「ボルシア・ドルトムント戦かグラナダ戦で復帰できるか見守ってほしい。」とコメントしています。次節バレンシア戦での復帰はなさそうですが、近いうちに復帰できる可能性があるようです。

 怪我をした当初は軽傷とみられていたようですが、実際には15日程度の離脱と回復が長引いたことに加え、ベティス戦前のトレーニングで再び足に違和感を感じたことでここまで復帰できずにいたとのこと。現在もチームとは別メニューで行動しています。

 ただ、本人は復帰について「待ち望んでいる」とコメントしており、今シーズンここまでぱっとしないチームを支えるべく、復帰に向けて燃えているようです。ファンとしても一刻も早いメッシの復帰を期待したいところです。

ネイマール移籍騒動

 インタビューはみんなが気になっていたネイマール移籍騒動へと発展しました。

 そこで、ネイマール復帰を望んでいたかどうか問われたメッシは、「もちろん、望んでいた。」とコメントしています。理由としては、「単純に世界最高峰の技術を持つネイマール獲得がバルサの戦力を押し上げ、タイトル獲得に貢献してくれるだろうから」とのこと。ひどい去り方をしたネイマール復帰に対しては悲観的に考える人たちもいますが、メッシは純粋にクラブに必要な戦力としてネイマールの獲得を希望していたようです。

 また、クラブがネイマール獲得を本気で目指していたかどうかを問われたメッシは、「クラブが全力を尽くしたかどうか自分にはわからない。自分は交渉がどのように行われていたか情報を持っていない。」とコメントしています。一部の報道では、メッシをはじめとした選手たちがクラブにネイマール獲得を迫ったといった情報が流れていましたが、今回もそういった選手からの圧力についてはきっぱりと否定しています。

 そして、ネイマール獲得失敗を残念に思うかどうか問われたメッシは、「がっかりはしていない。我々にはネイマール抜きでも全てのタイトルを狙える素晴らしいチームがある。ネイマールとまた一緒にプレーできたら嬉しかったというだけだよ。」とコメントしています。

 メッシの本心としては、親友でもあるネイマールを獲得できなかったとを残念に思っているかもしれません。しかし、メッシが言うように現メンバーも十分すぎるくらいのスター軍団ですから、今のメンバーで全てのタイトルを獲得できるよう頑張っていただきたいところです。

 

チームの序盤のつまづき

  続いて、開幕から3戦で5ポイントの勝ち点を落としている現在のチームについて問われたメッシは、「心配していない。」とコメントしています。ベティス戦ではチームが素晴らしい出来だったことに加え、アウェイのビルバオ戦やオサスナ戦の難しさを知る故、ここからの巻き返しは十分に可能と捉えているようです。

 ただ、序盤で勝ち点を落としたこと自体については、「チームがこのようなスタートを切ってはいけないということを認識しなければならない。インターナショナルブレイクを挟んで流れを変え、強さを取り戻す必要がある。」とコメントしています。

 メッシ、スアレス、デンベレと昨シーズンの看板3トップが揃って離脱しているわけですから、多少は勝ち点をこぼすのは致し方ない。むしろ、5ポイントで済んで良かったと考えた方がいいかもしれません。

 ここから主力が復帰して一気にバルサらしくなるでしょうから、序盤のつまづきは気にせず強いバルサを取り戻してほしいですね。

デンベレへの期待

 溢れんばかりの才能があるも、毎度お騒がせなウスマン・デンベレ、つい最近も負傷離脱前に個人的な旅行に行ったことでクラブと揉めていました。

 そんな少年デンベレについて、メッシは「彼は素晴らしい。若いし、望めば何でも実現できる選手だ。今年は彼にとって重要な年になる。昨シーズンのように大事な場面で負傷しないことを祈る。」とコメントし、その才能を称えています。

 魅力的なプレーでファンを沸かせたかと思えば、怪我や無邪気な振る舞いでファンをガッカリさせてしまうことが多いデンベレですが、このメッシのコメントは心に響いていると期待しましょう。

 確かにデンベレもバルサでもう2年目ですから、いくら若いとはいえ今シーズンも活躍できないようであれば立場は危ういです。グリーズマンも加入しました。メッシのコメントうように、今シーズンこそ才能を開花させ、継続的にクラブに貢献していただきたいところです。

自身の将来

 先日、メッシの契約には今シーズンから選手本人が望めば自由移籍できる条項が含まれていることが発覚し、退団時期やら次の移籍先やらでいろいろと話題になりました。

 メッシの契約についての記事はこちら。

 

www.beautifulbarca.com

 

  そんな騒ぎを落ち着かせるためであるかのように、メッシは自身の去就について「唯一言えるのは僕はできるだけ長くバルサにいたいという事だ。ここは僕のホームだから、このチームで全キャリアを全うしたい。」とコメントし、今後も可能な限りカンプノウでプレーする意思を示しています。

 また、加えて「このクラブで様々な重要なタイトルを勝ち取っていきたい。移籍金やボーナスは僕にとって何の意味も持たない。僕はもっと別のことで動く。一番重要なのはクラブが勝者のプロジェクトを持っているかどうかだ」とコメントしています。

 素晴らしい、そしてかっこいい!!(笑)

 お金ではなく、残留するかどうかはクラブのプロジェクト次第であると。

 バルサには、メッシが勝者のマインドを感じ続けられるよう、いつまでも強力なスカッドを維持できるよう頑張っていただきたい。

 少しでも長く歴代最高の選手をバルサで見続けたいものです。

 

 

 いかがでしたでしょうか?

しばらく公の場に姿を見せていなかったメッシですから、心配していたファンの方もたくさんいらっしゃるでしょう。

インタビューでは復帰が近いことや、クラブ愛を語ってくれて安心しました(笑)。

次節もメッシが見れないのは残念ですが、ドルトムント戦での復帰を期待しましょう!

 

それではまた、ビスカ・バルサ!

バルサ選手情報「カルレス・ペレスがランクイン! 世界で躍動するワンダーボーイに注目」

 イギリスメディア「talSPORT」が、今シーズンの欧州リーグで活躍している20代前後のヤングスターを発表しました。

 バルサからは、今シーズンのリーガで大躍進を遂げた、カルレス・ペレスが見事にランクインしました。

 本日は、こちらのランキングをご紹介します!

 

www.instagram.com

 

 ランキング

それでは、まずはランキングを見てみましょう!

※こちらのランキングですが、欧州主要リーグの選手個人採点をしているウェブサイト「WhoScored.com」において、今シーズンのレートが高い順に若手選手を並べたものだそうです。

 

1. ジェイドン・サンチョ(ドルトムント/MF) 
2. クリスティアン・クアメ(ジェノア/FW) 
3. ウセム・アウアー(リヨン/DF) 
4. ノルディ・ムキエレ(RBライプツィヒ/DF) 
5. キリアン・エムバペ(パリSG/FW) 
6. ヴィクター・オシメーン(リール/FW) 
7. メイソン・マウント(チェルシー/MF) 
8. ハメド・ジュニオル・トラオレ(サッスオーロ/FW) 
9. フェデリコ・キエーザ(フィオレンティーナ/FW) 
10. 冨安 健洋(ボローニャ/DF) 
11. マテオ・ゲンドゥジ(アーセナル/MF) 
12. マヌエル・ロカテッリ(サッスオーロ/FW) 
13. アーロン・ワン=ビサカ(マンチェスター・ユナイテッド/DF) 
14. アンドレア・ピナモンティ(ジェノア/FW) 
15. テイミー・エイブラハム(チェルシー/FW) 
16. カルレス・ペレス(バルセロナ/FW) 
17. ルーベン・バルガス(アウクスブルク/MF) 
18. モハメド・シマカン(ストラスブール/DF) 
19. トレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール/DF) 
20. クリストファー・ヌクンク(RBライプツィヒ/MF) 

 

1位はドルトムントが誇る韋駄天サンチョ!

 あくまで今シーズンのここまでの活躍での評価ですが、1位はドルトムントのジェイドン・サンチョになりました。昨シーズンはブンデスリーガで34試合に出場し12ゴールを決めていたサンチョですが、今シーズンはここまで3試合に出場しすでに2ゴールを決めています。

 昨シーズンの活躍を見ればランクインも納得です。年齢もまだ19歳と若く、次代を担うスーパースターになれる可能性を秘めた選手です。

 サンチョといえば、注目すべきはやはりドリブルでしょうか。スピードがあるのはもちろんですが、独特のボールの持ち方や相手のタイミングを外すかわし方は、一流選手の雰囲気を纏っています。密集地帯を抜け出すのも非常にうまい。体重移動の仕方なんかは、どこかバルサのデンベレに似ているようにも見えます。ドルトムントはこういう選手を育てるのが上手いのでしょうか(笑)。

 気になるのはドルトムントの次はどこでプレーするのかというところ。バルサでも十分プレーできそうではありますが、イギリス人がバルサでプレーするイメージはあまりありません。やはりプレミアリーグへの復帰が濃厚でしょうか。今夏もマンチェスターユナイテッドや古巣のマンチェスターシティが獲得に乗り出すと噂されていました。

 次回の移籍先も注目ですね。

サンチョのプレイ動画はこちらをご覧ください。

(動画は、「Rafael Football」様より引用」

 


Jadon Sancho 2019 - Ultimate Skills & Goals - HD

 

イタリアやフランスはワンダーボーイの宝庫?

 今回のランキングにおける各リーグの内訳は、ブンデスリーガ-4、セリエA-6、リーグ1-4、プレミアリーグ-5、リーガ-1となりました。

 注目は、ランキングの半分がセリエAやリーグ1の選手で構成されているところです。誰もが知ってるムバッペは当然として、他にも9名の選手がランクインとなりました。プレミアやリーガよりは競争力が落ちる分、若手も出場機会に恵まれるという一面はあると思いますが、それでもこれだけリーグで活躍する若手がいるというのはやはりすごい。今後はセリエAやリーグ1から次代のスーパースターが輩出されるようになるかもしれません。

 今回のランキングでは1名のみのランクインとなったリーガ勢ももう少し頑張ってほしいところです(笑)。アンス・ファティだったりフェリックスだったり、期待の10代はたくさんいるんですけどね!なぜフェリックスがランクインしていないかは謎です。

 ちなみに、我らが冨安選手もしっかり10位にランクインしています!

 セリエA開幕戦のMVPに選ばれるなどここまでは出色の活躍を見せてくれていますので、日本代表のためにもこれからもイタリアでの活躍を期待したいですね。

 

バルサからカルレス・ペレスがランクイン!

 さて、リーガ勢唯一のランクインは、我らがカルレス・ペレスが勝ち取りました。

 プレシーズンでいきなり台頭すると、リーガ開幕から3節ともスタメン出場を果たし、ここまで1ゴールを記録。堂々のランクインとなりました!

 個人的にはバルサで史上最年少ゴールを飾ったアンス・ファティも入れてあげて欲しかったのですが、本格デビューが第3節からだったのでランク外も仕方ないですね。

 何にせよ、バルサの若手がこういった形で評価されるのはファンとしては嬉しいものです。この二人には今後も数々の賞を受賞してほしいところです。

 ゆくゆくはバロンドールを期待しています(笑)

 

 

いかがでしたでしょうか?

今回はランキングに入らなかった選手でも、10代で活躍するワンダーキッドはたくさんいます。

そして、この中の何人かが将来バルサに加入する可能性もあるわけですので、今後も他クラブの若手選手には注目したいところです。

 

それではまた、ビスカ・バルサ!

 

バルサ移籍情報「ネイマール移籍騒動の弊害は4つ」

 今シーズンの移籍期間が終了してから約1週間が経過しました。

新たな戦力を加えたクラブは、ここから落ち着いてチームを構築していく時期なのですが、バルサ界隈では未だにネイマール獲得失敗の影響について騒がれています。

 本日は、現地紙の報道を元に一連のネイマール獲得騒動にまつわる弊害を4つご紹介します。

www.instagram.com


ロッカールームが抱える不満

  今回のネイマール獲得作戦において、バルサのクラブとしての対応に一部の選手たちが不満を抱えていると言われています。

 まずは、そもそもネイマールの獲得失敗に不満を感じている選手たち。ネイマールと個人的に仲のいいメッシやスアレスをはじめ、一部の主力選手たちは今シーズンのネイマールの凱旋に期待していました。また、バルトメウ会長自身も選手たちにネイマール獲得に動いていることを伝えていたとも報じられています。

 ところが、蓋を開けてみればクラブが獲得したのは昨シーズンにバルサ移籍を蹴ったグリーズマンであり、ネイマールへのオファーは今一本気度が感じられない交渉をダラダラと続けただけ。こうしたクラブの姿勢に失望した選手がいるそうです。

 また、ネイマール獲得のためのトレード要因として挙げられていたラキティッチ、デンベレ、トディボといった選手たちがクラブの対応に不満を感じているという報道が出ています。これについては、バルトメウ会長が先日の会見で「ネイマールへのオファーにトレード要因として含まれた選手はいない。選手のトレードを希望したのはパリ・サンジェルマンであり、我々のオファーは買取義務付きのレンタルであった。」とコメントし否定しています。

 しかし、真偽のほどはわかりませんし、ラキティッチなんかは実際にリーガで出番を与えられなかったので、移籍関連の何かがあったとしか思えません。こうしたクラブの対応に不満を感じていたとしても何ら不思議ではありません。

監督の不満

 そして、ネイマール獲得作戦の最大の被害者として、バルベルデ監督が挙げられています。そもそも、バルベルデ監督が就任したばかりのシーズンにネイマールは突如移籍し、着任早々にチームの再編成を余儀なくされています。

 そこへ今回のネイマール復帰の話が舞い込み、一度はグリーズマンとのダブル獲得を了承したものの結局移籍は実現せず。2年前と今年とで、2度にわたってネイマールに翻弄される形となってしまいました。

 当然、監督の頭の中ではネイマール獲得後の編成についても練られていたことでしょう。結局最後までネイマール獲得に踊らされたうえに、一部の主力選手たちにも影響を与え、バタバタの状態でリーガ開幕を迎えることになりました。実際、クレマン・ラングレは移籍期間の終了後に、「ネイマールについてはたくさんの噂があった。クラブにとってはとても忙しい時期だった。でもそれはすべて終わったこと。これで僕たちはよりやりやすくなったね。」とコメントしています。

 こうしたバタバタが影響したかどうかは分かりませんが、バルサは開幕3節で勝ち点を5ポイント落としています。

 

メッシへの風評被害

 ネイマール獲得を巡っては、仲良しのメッシにも様々な噂が挙がりました。

 これまでも移籍期間の度に「メッシが裏で獲得を勧めた」とか「メッシが獲得を拒否した」とかあらぬ噂を報じられていたメッシですが(その都度、本人が否定しています)、今回も例外ではありません。

 「ネイマール獲得をクラブに進言した」、「グリーズマンの獲得はやめ、ネイマールを獲得するようにクラブに進言した」といった噂が流れました。ちにみに、グリーズマンについては、バルトメウ会長が会見において、「グリーズマンの獲得に反対した選手は一人もいなかった」とコメントしています。

 そして、昨日のスペイン紙の報道では、「ネイマール獲得をクラブに進言したメッシに対しラキティッチ、ユムティティ、デンベレらが不快感を覚え、会話を拒否している。メッシは彼らに謝罪する必要があるだろう。」と報じられています。例によって今回も根も葉もないうわさだとは思いますが、一人の選手の移籍騒動でバルサのロッカールームがここまで色々書きたてられるのは心地よくありません。

 特に、バルサはここからチームとしてまとまって新たなメンバーでチームを構築する必要があるため、こんな噂は気にせず一致団結してほしいものです。

 

冬の移籍市場への影響

 さて、4つ目の弊害は冬の移籍市場(あるいは来夏の移籍市場)への影響です。

 ネイマールの獲得失敗後、すぐに今冬か来夏にバルサが再獲得を狙うとの報道が出ましたが、バルトメウ会長は会見にて「バルサがネイマールの獲得を狙うことはもうない」とコメントし否定しています。

 しかし、何が起こるかわからない移籍市場においては、この時期の関係者のコメントは全くあてになりません。

 例えば、今冬に再びネイマールがパリ・サンジェルマンからの移籍を宣言し、レアル・マドリーなどのライバルクラブが獲得に動いた場合、あるいはロッカールームから獲得の希望が出た場合、バルサは獲得に動かざるを得ないでしょう。

 そうすると、再び今夏のようなドタバタ移籍騒動が展開される可能性もあり、監督のプランや選手たちに悪影響を与える可能性もあります。

 ネイマールも来年は28歳、元バルサのスター選手とはいえ、そこまで獲得に拘る必要はないのではないでしょうか。

 

 

いかがでしたでしょうか?

良くも悪くもお騒がせな人気者ネイマールですが、今回の移籍騒動でバルサ内部に少なからず弊害があったことは間違いありません。

リーガはここからが本番ですから、いない選手のことはさっさと忘れ、今の素晴らしいメンバーで新たなバルサを構築してほしいものです(^▽^)

 

それではまた、ビスカ・バルサ!

 

 

 

バルサ選手情報「メッシは来年退団するのか? 往年のレジェンドたちと同じ契約が明らかに」

 9月5日のスペイン紙報道によると、メッシの現在の契約には、「本人が望めばクラブとの契約を解除できる条項」が含まれていることが明らかになりました。

 また、報道を受けてバルトメウ会長自らが条項の存在を認めたことで、バルサ界隈では来年度の退団や新しい移籍先について様々な報道がされています。

 本日は、そんなメッシの去就に関する情報をまとめます!

 

www.instagram.com

 

 

メッシの契約内容は?

  メッシがバルサと最後に契約を延長したのは2017年の11月、これがクラブとは9度目の契約延長で、契約期間を2021年まで延長しています。ちなみに、契約解除金は7億ユーロに設定されました。

 そんなメッシの契約ですが、今回の報道によれば、「その年の5月末までにクラブへと通達すれば、6月末には契約解除が可能になる」という条項が盛り込まれていたとのこと。つまり、メッシは最短で来年の6月末にはクラブとの契約を解除し、他クラブへフリーでの移籍が可能になります。

 ただし、この契約を行使できるのは、メッシがヨーロッパ以外のクラブに移籍する場合に限られます。つまり、ある日突然メッシが契約を解除してレアル・マドリーやらマンチェスター・シティに移籍する、なんていう悲劇的な状況は起こりません(もし可能だったとしてもメッシは移籍しないでしょうけど!)。現地では、この条項は晩年に古郷アルゼンチンでのプレーを希望しているメッシのために設けられた条項であると解釈されています。

 そして、バルサがこうした契約を締結するのは初めてではありません。過去にもプジョルやシャビ、イニエスタとも同様の契約を締結しています。イニエスタなんかは、この条項でヴィッセル神戸に移籍できたわけです。つまり、レジェンド級の選手たちのこれまでの功績を称え、晩年に好きなクラブでプレーできるようにクラブ側が配慮した条項というわけです。

移籍先の候補

 さて、それでは仮にメッシが移籍を選択したとして、移籍先はどこになるでしょうか?今回の契約条項はヨーロッパ以外のクラブに移籍する場合に適用されるとのことですので、移籍先は自ずと限られます。

 現地紙では、現時点で二つの移籍先が報じられています。

①故郷アルゼンチンへの復帰

 12歳でバルサと契約を結ぶまで、メッシは故郷アルゼンチンのニューウェルズ・オールドボーイズというクラブでプレーしていました。メッシ自身が自分のプレースタイルを作る原点になったクラブと認めており、これまでも事あるごとに「いつかはニューウェルズのユニフォームを着て再びプレーしてみたい」と発言していました。

 今回の契約条項もメッシがアルゼンチンに戻りたくなった時のために盛り込んだなんて言われているように、移籍するとした第一候補に挙がるクラブでしょう。

 ただ、現在アルゼンチンのリーグは、(南米全体に言えることですが)メッシが当時所属していた時のような勢いはなく、財政的にも苦しいクラブが多いです。今のメッシの給与を払えるクラブはないでしょうから、もし移籍するとしたらさらに数年が経過してからでしょう。メッシが35~36歳くらいになってからでしょうか。近いうちに移籍する可能性は低いでしょう。

②MLSリーグへの挑戦

  一方、こちらは近年、潤沢な資金を武器に大物選手を次々と獲得してきたアメリカのMLSリーグです。ベッカムをはじめ、バルサ出身者でもイブラヒモビッチやビジャといった大物たちがMLSに挑戦しています。キャリア晩年にアメリカやら中国やら(最近では日本もですか)でお金を稼ぐのが最近の主流になりつつあるので、メッシも例外なく噂になりました。MLSのクラブであればメッシの給与も負担できそうなので、こちらは近いうちの移籍の可能性もあるかもしれません。

 ただ、MLSに関してはメッシ本人が行きたいと希望しているわけではないので、単にメディアが騒いでいるだけという可能性もあります。また、一時期よりはMLS移籍の流れも落ち着きつつあります。今の段階ではただの噂と言えるでしょう。

 どうせなら、イニエスタを追ってJリーグに来てほしいものです。

クラブは残留を楽観視

 メッシの来年の移籍が騒がれる中、クラブの面々は今のところはメッシの残留を楽観視しているようです。

 バルトメウ会長は会見でメッシの去就について聞かれた際、「メッシの契約には自分の去就を自由に決める条項がある」と認めつつも、「彼は熱心なクレであり、他のクラブに移籍するとは思わない。2021年までメッシがバルサでプレーすることを望んでいる」とコメントしています。

 また、クラブの重鎮であるジェラール・ピケは、「メッシが今シーズン終了後にフリーで退団可能になることは知っていた」と認めたうえで、「僕らはバルサとレオの関係を知っているので心配していない。レオが40歳になるまでバルサにいることを望む。」とコメントしています。

 このように、契約条項の存在が明らかになるも、「バルサと相思相愛であるメッシがすぐにバルサを離れることはない」と周囲は考えているようです。

 

クラブは新しい生涯契約を準備

 そして、スペイン紙が8日に報道したところによると、バルサは現行契約が2021年までとなるメッシに対し、生涯契約での契約延長オファーを準備しているとのこと。

 この「生涯契約」は、文字どおり一生涯の契約であり、契約満了日がないそうです。どういうことかというと、メッシは生涯に渡ってバルサというクラブと契約しますが、好きなタイミングでクラブを離れ、意中のクラブ(ニューウェルズ・オールドボーイズ)でプレーすることができる。そして、現役引退後はバルサでスタッフとしての役割が与えられるというものです。つまり、引退後のポストまで約束された終身契約ということです。

 真偽のほどは定かではありませんが、前例がないだけに実現すればクラブの新たな歴史となりましょう。老若男女問わずサッカーファンから大人気のメッシですから、引退後も残ってくれるのはクラブにとっては大きいです。何よりこれまでの功績を考えると、本当に生涯契約なんて話になっても不思議ではありません。

 メッシの今後の動きには要注目です。

 

 

いかがでしたでしょうか?

今や歴代最高の選手とまで言われているメッシですが、今年で32歳。

バルサでのプレーを終える日は、もしかしたすぐそこまで来ているかもしれません。

ファンとしては少しでも長くバルサで輝くメッシを見ていたいものです!

今シーズンは怪我で出遅れてしまいましたが、ここからのメッシの爆発を期待しましょう!

 

それではまた、ビスカ・バルサ!!

バルサネタ「新作ゲームFIFA20でバルサ選手のレートが判明! 前作から評価を上げた選手は?」

f:id:kochiroo:20190905081748j:plain

 海外を中心に、日本でもウィニングイレブンと並んで人気のゲームとなっているのが「FIFA」シリーズです。

 毎年9月下旬ごろに新シーズンの選手情報を反映させた新作が発売されるわけですが、この度、最新作「FIFA20」におけるバルサ選手のレート(ゲーム上の選手能力)が判明しました。

 そこで、今回はその選手レートと、前作「FIFA19」からどう変化したかを調べてみました!

 ゲーム上とはいえ、世界中にファンを持つこのゲームで評価を上げたのはどの選手でしょうか?

 

「FIFA」のレートとは?

「FIFA」シリーズで遊んだことがないよ!

という方のために、簡単にFIFAの選手レートについて解説します。

選手レートとは、「ゲーム上でのその選手の総合的な能力を数値化」したものです。

実際に見ていただくと早いのですが。

f:id:kochiroo:20190905083022p:plain

  このように、各選手の能力が項目ごとに細かく設定されています。

 ちなみにこちらは、我らがリオネル・メッシの能力です。

 ゲーム内でも最高の選手なので、かなり高い能力値となっています。

 遊んだことがある人ならわかると思いますが、この能力値の設定が結構リアルで、ゲームとはいえ納得させられることが多いです。

 サッカーファンなら眺めているだけでも楽しいものなので、興味がある方は他の選手についても調べてみてください。

 そして、これらの各数値を総合してその選手の総合力を表すのが選手レートです。

 メッシの場合は、「94」が選手レートになります。

 

FIFA20の選手レート

それでは、最新作「FIFA20」での選手レートを見てみましょう!

※赤字が最新作でのレート、()内が前作「FIFA19」発売時点のレートです。

 矢印は、前作と比べたレートの上下を表しています。

 

1 マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン 90 (89) ↑
2 ネルソン・セメド 82 (80)↑
3 ジェラール・ピケ 88 (87)↑
4 イヴァン・ラキティッチ 86 (87)↓
5 セルヒオ・ブスケツ 89 (88)↑
6 ジャン=クレール・トディボ 69 (67)↑
8 アルトゥール 84 (82)↑
9 ルイス・スアレス 89 (91)↓
10 リオネル・メッシ 94 (94)
11 ウスマン・デンベレ 84 (82)↑
13 ネト 84 (84)
15 クレマン・ラングレ 85 (82)↑
16 ムサ・ワゲ 71 (68)↑
17 アントワーヌ・グリーズマン 89 (89)
18 ジョルディ・アルバ 87 (87)
19 カルレス・アレニャ 77 (70)↑
20 セルジ・ロベルト 82 (84)↓
21 フレンキー・デ・ヨング 85 (77)↑
22 アルトゥーロ・ビダル 84 (85)↓
23 サミュエル・ユムティティ 86 (87)↓
24 ジュニオル・フィルポ 79 (75)↑
26 イニャキ・ペーニャ 64 (なし)
27 カルレス・ペレス 70 (なし)

 

評価はどう変化した?

 トップチームの選手23名中、評価が上がったのが12人、下がったのが5人、現状維持が4人、前作発売時のデータがない選手が2人という結果になりました。

 何だかんだいって、12人の選手が能力が上がったという評価を受けているというのはファンとして嬉しいことです。

 チャンピオンズリーグこそ屈辱的な負けを喫したものの、リーガでは優勝していますし、それなりに選手の頑張りがゲーム上でも評価されているということでしょう。

 最も能力が上がったのは新加入フレンキー・デヨングで、前作より「8」も評価を上げていますが、アヤックスの躍進を考えると納得です。どうせなら、バルサでも大活躍して、来年の「FIFA21」の発売時も同じくらい評価を上げてほしいものです。

 次点で能力が上がったのがカルレス・アレニャで、前作よりも「7」評価を上げています。アレニャは昨シーズンのリーガで出場機会を増やし、プレシーズンも活躍したことを受けての評価でしょう。こちらも今後の伸びに期待です。

 一方、ラキティッチやユムティティなど、以前より出場機会が少なくなっている選手は順当に評価が下がりました。スアレスも元々は90越えでしたが、今シーズンの怪我の印象が良くなかったのか今作では89の評価です。特に出番を減らしたわけではないセルジ・ロベルトの評価が「2」も下がってしまったのは少し残念でした。

 

 

いかがでしたでしょうか?

実は私、この「FIFA」シリーズの大ファンでして、今回のような記事は今後もちょくちょく書く予定です。

今年は9/27に新作が発売されますので、まだ予約されていない方はぜひamazonで予約しましょう!!(笑)

 

それではまた、ビスカ・バルサ!

 

バルサ移籍情報「19/20シーズン 選手補強総括」

19/20シーズンの夏の移籍期間が昨日終了しました。
今期のバルサは噂されたネイマールの獲得こそ失敗したものの、グリーズマンやフレンキー・デヨングなど大物選手との契約に成功しています。
本日は、今回の移籍期間における選手補強を振り返り、総括したいと思います!

獲得

①フレンキー・デヨング

www.instagram.com
移籍金:7500万ユーロ+ボーナス1100万ユーロ
移籍元:アヤックス
バルサのフレンキー獲得は冬に発表されていますが、チームへの合流は今夏からになります。

②ネト

www.instagram.com
移籍金:2600万ユーロ+ボーナス900万ユーロ
移籍元:バレンシア
これまで第二GKを務めていたシレッセン(バレンシア移籍)と実質的なトレードのような形式での入団となりました。

③グリーズマン

www.instagram.com
移籍金:1億2000万ユーロ(契約解除金)
移籍元:アトレティコ・マドリー
契約解除金満額の支払いにより、昨シーズンからグリーズマンを求めていたバルサがようやく目標を達成しました。

④ジュニオル・フィルポ

www.instagram.com
移籍金:1800万ユーロ+ボーナス1200万ユーロ
移籍元:レアル・ベティス
バックアッパー不在が問題となっていた左サイドバックに、将来有望な若手を獲得することに成功しました。


支出合計:2億7100万ユーロ

放出

①ヤスパー・シレッセン 
 移籍金:3500万ユーロ
 移籍先:バレンシア
②アンドレ・ゴメス 
 移籍金:2500万ユーロ
 移籍先:エバートン
③デニス・スアレス 
 移籍金:1500万ユーロ
 移籍先:セルタ
④マルク・ククレジャ 
 移籍金:600万ユーロ(買取義務付ローン移籍)
 移籍先:ヘタフェ
⑤マウコム 
 移籍金:4000万ユーロ+ボーナス500万ユーロ
 移籍先:ゼニト
www.beautifulbarca.com
⑥コウチーニョ
 移籍金:1億2000万ユーロ(買取オプション付ローン移籍)
 移籍先:バイエルン・ミュンヘン
www.beautifulbarca.com
⑦ラフィーニャ
 移籍金:なし(ローン移籍)
 移籍先:セルタ


収入合計:2億4600万ユーロ
※コウチーニョの買取オプションが行使された場合の金額です。


総括

FW

 FWは、マウコム、コウチーニョ、ラフィーニャを放出し、グリーズマンを獲得しました。
 放出された3人はバルベルデ監督の信頼を得ているとはいえず、代わりにメガクラックであるグリーズマンを補強できたのは、戦力的にもスカッドの整理という意味でも良かったのではないでしょうか。
 特に、新戦力のグリーズマンはリーガ第2節で早くも2ゴールを挙げるなど期待が持てます。彼がメッシやスアレスといい関係を構築することができれば、バルサの攻撃力は昨シーズンよりもさらに向上するでしょう。ベンチにはデンベレも控えているので、非常にハイレベルなローテーションが可能です。
 ただし、単純に考えると1名獲得の3名放出ですので、選手層は薄くなったと言わざるを得ません。シーズン開幕前からメッシとスアレスが負傷離脱しているように、主力が故障して長期離脱などしてしまうと戦力的にかなり厳しくなります。
 今シーズンはC・ペレスやアンス・ファティといったカンテラーノが台頭してくれているので、彼らの活躍にも大いに期待したいところです。クラブ首脳陣も彼らの台頭があったからこそ、コウチーニョやラフィーニャの放出に踏み切れたのだと思います。

MF

 MFは、デニス・スアレスとアンドレ・ゴメスが放出となり、フレンキー・デヨングが加入しました。
 放出された二人はこちらも戦力外扱いでしたので、この移籍金で売却できたのはバルサにとって大きいです。
 また、多くのクラブとの競合の末、アヤックスの宝石フレンキーを獲得することに成功しました。今のところ目を見張るような活躍を見せているわけではありませんが、将来への投資という意味でもこのは補強は非常に大きいです。クラブにももう少し慣れて、メッシやスアレスが戻ってくれば状況はまた変わるでしょう。今後の活躍に期待が持てます。
 FW陣とは違い、こちらはやや人員過多気味です。トップチームの選手はフレンキー、セルジ・ロベルト、ラキティッチ、ブスケツ、ビダル、アルトゥール、アレニャですが、バルサBにはプレシーズンで輝きを放ったリキ・プッチも控えています。この8人で3つのポジションを争うとなると、(セルジ・ロベルトが右サイドバック起用だとしても)相当ハイレベルで贅沢なポジション争いが展開されることになります。
 バルサのサッカーは中盤が命ですので、このポジションは多すぎるということもないのですが、バルベルデ監督にはうまくローテーションをしていただきたいです。

DF&GK

 DF&GKは、シレッセン、ククレジャを放出し、ネト、フィルポを獲得しました。
 放出されたククレジャは戦力外、シレッセンは第二GKとして信頼を得ていましたが、より多くの出場機会を望み移籍となりました。シレッセンほどの実力者であれば、確かに他のクラブであればすぐにスタメン起用されるはずですので、残念ですが仕方ありません。ここは新加入のネトに期待しましょう。バルサスタイルへ適応できるかはまだ分かりませんが、強豪バレンシアでスタメン出場していたように、GKとしての能力は申し分ありません。
 一方、こちらも多くのクラブが競合していたアヤックスのセンターバック、デ・リフトの獲得には失敗しています。こちらも将来が渇望されるCBだっただけに逃したのは惜しかったです。ただ、すでにトップチームにはピケ、ラングレ、ユムティティ、トディボと4人のセンターバックが揃っているため、どうしても欲しかったというわけでもありません。ここはご縁がなかったということで、トディボが同じくらい成長してくれることを願いましょう。
 また、長い間バックアッパーがいなかった左サイドバックにフィルポを獲得できたのは非常に大きいです。同胞の先輩であるジョルディ・アルバから多くを学び、2~3年後には不動の左サイドバックに成長してほしいものです。それだけのポテンシャルを秘めた選手です。

総括

 いかがでしたでしょうか?
 こうやって見てみると、各ポジションに有望な新戦力を獲得したうえで、余剰戦力の戦力もしっかりと進めることができています。どのポジションも十分ハイレベルで競争力のあるスカッドになったのではないでしょうか(FWだけ選手層には不安が…)。
 最後にネイマールを獲得できなかったのは残念ですが、収支的にもチームバランス的にも獲得しない方が良かったとようにも思えます。
 結果次第ではありますが、ひとまず今シーズンの補強は大成功と言えるのではないでしょうか



それではまた、ビスカ・バルサ!

バルサ移籍情報「今夏の移籍期間終了! ネイマール獲得できずラフィーニャを放出」

 リーガ・エスパニョーラの19/20シーズンの移籍期間が本日終了しました。
 バルサはネイマールの移籍で最後までパリ・サンジェルマンと合意に至らず、今夏の移籍は実現しませんでした。
 また、最終日にはラフィーニャ・アルカンタラのセルタへのローン移籍が発表されています。

ネイマール獲得の失敗

 今夏、幾度にも渡ってバルサ移籍に関する情報が報じられ、ファンの間でも賛否両論だったネイマール獲得作戦ですが、結局は実現に至りませんでした。
 最終的にはパリ・サンジェルマン側を納得させられるオファーをバルサが用意できなかったことが原因です。
 なお、フランス紙の報道によると、パリ・サンジェルマン側は当初より移籍金として3億ユーロ程度を見積もっていたとのことで、選手の譲渡に1億ユーロ前後を加えた移籍金を見込んでいたバルサとはあまりにも想定がかけ離れていたとのこと。
 これが事実であれば、そもそもバルサは最初からノーチャンスだったということになります。
 というより、今のネイマールに3億ユーロを支出するクラブはおそらくないでしょう。
 また、一時はネイマールの獲得を狙っているとされていたレアル・マドリーも、ネイマールにここまでの移籍金を支出する意思はなかったらしく、むしろ来夏以降のムバッペ獲得に注力しているとのことです。

 そんなこんなで、何ともお騒がせなネイマールの移籍騒動でした。
 獲得が実現せずがっかりしたファンの方もいるのではないでしょうか?
 当ブログとしても、ネイマールの獲得が実現すると予想して色々と記事を書いていたのでがっかりではあります(笑)。
 ですが、獲得できなかったことがクラブ的に悪い結果になるかどうかは分かりません。
 ネイマールの年齢、移籍金、好不調の波を考慮すると、今回の移籍はあまりにリスクが大きいものでした。
 獲得できなかった以上は仕方ありません、現状の素晴らしいメンバーを信じましょう!

選手たちへの影響は?

 さて、これまでネイマール移籍に関して様々な報道がされてきましたが、選手たちへの影響も気になるところです。
 例えば、選手トレード要因として勝手にネイマール獲得の交渉材料にされていたらしいデンベレやラキティッチはどう思っているでしょうか。デンベレに至っては報道を受けて代理人が正式にバルサからの移籍を否定していましたが、本人たちはいい気分はしないでしょう。
 そもそも、本人たちの同意を得ることなく勝手に交渉を進めていたことが自体選手への敬意を欠きますし、移籍を実現させるにも無理があったと思います。
 今回の移籍騒動で一部の選手たちがバルサのフロントへ不信感を感じていても不思議はないと思います。
 バルサ幹部の皆さま、喧嘩別れしてチームを去った選手よりも、今の選手たちを大事にしてあげてください!(笑)

再びネイマール獲得を狙う?

 これまたびっくりするような報道で真偽のほどはわかりませんが、ネイマール獲得に失敗したバルサは冬の移籍市場、または来夏の移籍市場で再びネイマール獲得を狙うと言われています。
 もしこれが事実であれば、さすがにやめていただきたい。
 ネイマールも来年ともなれば28歳になります。年齢でそうこういうのは好きではありませんが、全盛期の状態があと何年続くでしょうか。晩年の落ち目にクラブのお荷物になっていたブラジル人選手をバルサは何人も見てきたはずです。
 1億ユーロ前後で獲得できるならまだしも、あのパリ・サンジェルマンがそれを許すとも思えません。
 数億ユーロを支出するのであれば、それこそムバッペやらフェリックスやら、次代のスター選手に投資するべきです。
 

ラフィーニャを放出

www.instagram.com

 さて、移籍期間最終日には、ラフィーニャ・アルカンタラのローン移籍についてセルタとの合意が発表されています。
 ローン期間は1年間、セルタは選手年俸を負担し、ローン費用として150万ユーロをバルサに支払います。
 また、今回のローンには買取オプションは付帯していません。
 なお、バルサは移籍前にラフィーニャとの契約を20/21シーズンまで延長しています。

 直近2試合ではスタメン出場しアピールに成功したかに思われたラフィーニャでしたが、最終的には移籍となりました。
 特に前節はグダグダな試合の中でもひと際キレのあるプレーを披露していたのですが、バルベルデ監督の信頼を得ることはできなかったのでしょうか。やはり怪我の多さが不安材料になったのかもしれません。
 才能は申し分ないのですが、肝心なところで負傷離脱してしまうラフィーニャですから、バルサで定位置を掴むのはなかなか難しいです。
 2度目のローン移籍となったセルタでの奮闘を期待しましょう!
 願わくば、来期は万全の状態でバルサでプレーするところを見たいです。
 

ラキティッチは残留!!

 そして、こちらも移籍が濃厚とされていたラキティッチでしたが、今期は残留が決まりました!!
 最終的に候補として残っていたのがユベントスでしたが、バルサ側を納得させるだけのオファーには至らず合意できなかったようです。
 ユベントスとしては余剰戦力のエムレ・ジャンやルガーニなどの選手を含めた移籍を希望したようですが、そもそも中盤は人員過多なバルサは移籍金のみの取引を希望してこれを断ったそうです。
 いやー、よくぞ断ってくれました(笑)。
 数年前までの売り下手なバルサでしたらユベントスのオファーに納得していたか、格安レンタルで放出していたかもしれません。
 ラキティッチの力が必要になるときが絶対に来るはずですので、この残留はバルサにとって非常に大きいでしょう。

 ラキティッチ移籍のあれこれについては、こちらの記事をご覧ください。
www.beautifulbarca.com

 
 いかがでしたでしょうか?
 ネイマール獲得こそ実現しませんでしたが、フレンキーやグリーズマンの獲得に始まり、今夏の移籍期間はなかなか充実していましたね。
 ここから新戦力とメッシやスアレスたちがどのような絡みを見せてくれるのか、期待して応援しましょう!
 それではまた、ビスカ・バルサ!

バルサ選手情報「なぜ出番がない? ラキティッチが起用されない理由」

 イヴァン・ラキティッチが苦しんでいます。
 リーガ・エスパニョーラは第3節まで終了したものの、ラキティッチに出番があったのは第1節アスレティック・ビルバオ戦の後半のみ。
 前節に至っては、前半を終えて0-1のビハインドから何としても逆転が必要という状況でしたが、バルベルデ監督はラキティッチではなくアルトゥールとビダルを選択しています。
 もはや中盤で5番目以下の序列となってしまったラキティッチ。
 本日は、ラキティッチがここまで起用されない理由を現地紙報道を基に考察します。

www.instagram.com

ラキティッチが起用されない理由

1 選手のコンディション不足説

 まず、単純に選手のコンディションが十分ではないという可能性について。
 試合ではベンチ入りこそしていますが、練習での動きだったり体のキレなどが、監督が本来求めているレベルに達していないというのはよくあることです。あるいは、練習への取り組み姿勢が不十分で、監督から信頼を得られていないということも。
 しかし、それであればそもそもベンチ入りすらしない可能性が高いのと、第1節の後半で起用されていながら前節起用されなかった理由が説明できません。
 前節のあの状況ですら出番が与えられなかった状況を見るに、もっと根本的な部分に原因があるように思えます。
 なので、この説は可能性が低いでしょう。

2 監督との関係悪化説

 こちらも選手が出番をなくすパターンとしては良くあります。
 選手と監督の個人的な関係が悪化し、試合で一切起用されなくなるというもの。
 思い出すのは前ルイス・エンリケ監督とジョルディ・アルバの関係でしょうか。試合で起用されず不満だったジョルディのちょっとした発言から、両者の関係はこじれにこじれ、その関係の悪さはエンリケ監督がスペイン代表監督に就任した時にも影響していました(当時、ジョルディは代表に招集されない期間が続きました)。
 では、ラキティッチの場合はどうか。
 両者の関係が悪化しているなどといった特段の報道は見られませんが、楽天カップのチェルシー戦後の会見にて、バルベルデ監督が「ラキティッチは素晴らしい選手で、ここ2年はスタメンであったが、今後はどうなるかわからない」という趣旨の発言をしていたのは記憶に新しいです。公に報道されていなくとも、この発言はラキティッチにとっては面白いものではないでしょう。ここから二人の関係が悪化したという可能性も十分に考えられます。もしくはもっと前から関係は悪化していて、この発言に至ったという可能性もあります。
 いずれにしろ、ベンチスタートが続く今のような状況では、二人の以前のような信頼関係はないのかもしれません。

3 移籍濃厚説

 こちらは可能性としてかなり高そうです。
 フレンキーを獲得して以後、ポジション的に被るラキティッチは常に放出候補と言われてきましたし、ネイマール移籍のトレード要因とされていたのもどうやら本当のようです(肝心の移籍はどうやら実現しなそうですが…)。
 クラブとしては、移籍が濃厚なベテラン選手よりも新たに獲得した選手たちを起用したいのは当然の話です。
 ラキティッチ本人と代理人ははことあるごとにバルサ残留を強調していただけに何とも酷な話ではありますが、移籍濃厚だったのであれば起用されないのも納得です。
 最近では、ユベントスへの移籍が騒がれています。移籍市場は明日クローズの予定ですので、それまでに何か動きがあるでしょうか。残念ですが、バルサとしては、放出したがっているようにしか思えません。

4 世代交代説

 こちらも移籍話と同様、クラブの大人事情によるものです。
 上でも書きましたが最近のバルサは黄金世代の退団を見据え世代交代を積極的に進めています。
 中盤もその例外ではなく、シャビやイニエスタの退団後はアンドレ・ゴメス(現エバートン所属)やアルトゥールを獲得するなど、選手の若返りを試みています。
 ここ数年活躍していたとはいえ、ラキティッチも今年で31歳になります。外部からの補強という面も考えれば、真っ先に入れ替え候補となるでしょう(ただ、年齢的にはビダルのほうが1歳上なんですがねえ…)。
 今後はフレンキーやセルジ・ロベルトなどの若い選手を起用するとクラブとして決めたのであれば、ラキティッチに出番がないのも納得です。

ラキティッチの今後は?

 では、ラキティッチの今後はどうなるでしょうか?
 上でも書いたとおり移籍市場はあと1日でクローズします。
 ここまで移籍の噂が絶えなかったラキティッチですが、今の時点で具体的な動きは報道されていません。
 ここでは、ラキティッチが残留すると仮定します。

 仮にラキティッチが残留してくれた場合ですが、「必ずラキティッチを使わざるを得ない時が来る」でしょう。
 前節起用されていたフレンキーとS・ロベルトですが、シーズンを通してバルサの中盤を構成するには不十分です。この二人では、ゲームのテンポをコントロールする中盤の舵取り役ができません。フレンキーに至っては将来的に不動のスタメンになる可能性はありますが、今のところはできていないのが現状です。
 現メンバーでこの役割をこなせるのは、アルトゥールかラキティッチくらいでしょう。
 シーズン序盤こそ起用されない可能性もありますが、それで結果が出なければラキティッチが起用されるでしょう。
 ラキティッチのゲームメイク力とパスセンスは、それだけバルサにとって大きな武器です。
 思い返せば、ラキティッチが移籍したばかりのシーズン後半にも、ベンチを温めて移籍濃厚と言われている時期がありました。この時ラキティッチは「(ベンチスタートは)監督が決める、彼の判断だ。僕は努力して準備万端であることを証明するだけだ。僕にとっては難しかったけど大事なのはチームにベストを尽くすことだ。」と発言しています。
 もし残留したとしても、この時と同じように実力でスタメンを奪い返してほしいところです。


いかがでしたでしょうか?
実は私、ラキティッチめちゃくちゃ大好きです!!
というか、バルサファンで嫌いな人は少ないのではないでしょうか。
今回の移籍騒動も相当寂しく、残留を心から願っている一人です。
あー、早く移籍市場クローズしてくれー(笑)。

それではまた、ビスカ・バルサ!
 

5分で読めるバルサ戦レビュー【リーガ第3節 FCバルセロナVSオサスナ 2019/9/1】

 2019年9月1日、リーガ・エスパニョーラ・第3節のオサスナ戦がエスタディオ・エル・サダルで開催されました。

 バルサは前節のレアル・ベティス戦で5-2と勝利、新加入グリーズマンの2得点もありここからさらに勢いに乗りたいところです。この試合では引き続きメッシ、スアレス、デンベレが怪我で欠場するため、C・ペレスやアンス・ファティといったカンテラーノたちの再びの活躍も注目を集める試合となりました。

 それでは、試合のレビューをご覧ください!

 

この試合のポイントは?

1 眠くなるような前半

2 セルジ・ロベルトはやっぱり右サイドバックがいい

3 アンス・ファティ初ゴール!! 

 

1 試合概要

 レギュラーメンバーを怪我で欠くバルサは、前節と全く同じメンバーで前半をスタートさせました。前半はホームの勢いもあってオサスナが前線から猛烈なプレスをしかけ、バルサのパス回しを分断します。一方、バルサはオサスナの勢いに押され中々ボールを保持することができず、開始早々2本のコーナーキックをオサスナに与えています。試合が動いたのは7分、右サイドからのクロスをファーサイドでフリーで待っていたロベルト・トーレスがボレーシュートで叩きこみオサスナが先制します。

 その後、バルサはボールポゼッションから反撃のチャンスを試みますが、中央をがっちり固め猛烈なプレスをしかけるオサスナの守備陣を崩すことができず、結局ゴールチャンスを一度も作ることができず。前半は、0-1で折り返します。

 後半開始早々、バルサは前半動きが悪かったセメドに変えて、前節デビューを飾ったアンス・ファティをピッチに送ります。すると、右サイドバックにセルジ・ロベルトが入ったことで攻撃のバリュエーションが増え、流れは一気にバルサへと傾きます。51分、右サイドでボールを持ったC・ペレスのクロスをファティがヘディングで流し込み同点に追いつきます。ファティはバルサ初ゴールを記録しました。そして、64分、途中出場のアルトゥールがペナルティ・エリア内で相手DF二人を交わし、冷静にゴールを決め、バルサが逆転に成功します。

 このまま試合はバルサ優勢で進むかと思いきや、逆転されたホームのオサスナがここから猛攻を仕掛けます。そして81分、ペナルティエリア内でピケがハンドを取られ、オサスナにPKが与えられます。これを、この日2ゴール目となるロベルト・トーレスが冷静に決め、土壇場でオサスナが同点に持ち込みました。

 試合は、2-2の引き分けです。

 

2 フォーメーション

f:id:kochiroo:20190826064537p:plain
f:id:kochiroo:20190901111901p:plain
前半→後半

 前半は前節と同じメンバーでスタート。後半開始からセメドに変えてファティ、S・ロベルトが右サイドバックに、ラフィーニャが中盤にシフトしています。その後、ラフィーニャに変えてアルトゥール、フレンキーに変えてビダルが投入されています。


3 スタッツ

【得点】バルサ:ファティ(51分) アルトゥール(64分)

    オサスナ:⚽⚽ロベルト・トーレス(7分、81分)

【警告】バルサ:イエロー4(S・ロベルト、フレンキー、ピケ、ラングレ)

    オサスナ:イエロー3

【ポゼッション】バルサ:75%

        オサスナ:25%

【シュート(枠内】バルサ:8(4)

         オサスナ:15(5)

 

4 試合のポイント

眠くなるような前半

 この試合の前半、バルサは決定機を一度も作ることができませんでした。ここ数試合続いている、「ボールを持てども違いを作れず」状態がさらに悪化している印象です。相手DFを剥がすことができる選手がいないというのもありますが、今日はオサスナの猛烈なプレスの前にポゼッションもなかなか安定せず、横パスやバックパスばかりが目立ちました。いわゆる、無駄なポゼッションというやつです。

 こういう場合、ボールを落ち着かせ、周囲が安心してボールを預けることができる選手が中盤に欲しいわけですが、前半のメンバーだとそれも厳しい。本当はフレンキーやS・ロベルトにその役を担ってほしいのですが、両選手とも今のところはできていない印象です。やはり、アルトゥールなり、ラキティッチなりボールをしっかり持って試合の流れをコントロールできる選手が1枚は欲しいです。

 その意味で、後半アルトゥールが入ってからバルサのポゼッションは見違えるように良くなりました。ドリブルで相手を剥がせるのも素晴らしい。次節はぜひアルトゥールスタメンで見たいですね。バルベルデ監督には、前節も今節も前半のメンバーでは試合が作れなかったことを踏まえ、メンバーを再考していただきたいです。

 

セルジ・ロベルトはやっぱり右サイドバックがいい

  この試合、後半開始から流れはバルサに傾くわけですが、最大の要因はセルジ・ロベルトが右サイドバックに入ったことでしょう。

 セメドを悪く言うわけではないのですが、セメドの攻撃はどちらかというと単調気味です。右サイドを上下はするものの、攻めあがってからのバリュエーションに乏しく、周囲と連携して崩すわけでもドリブルで突破するわけでもありません。その結果、バルサの攻撃はジョルディ・アルバがいる左サイドに偏りやすく、相手DFからすれば比較的楽に対応することができます。

 一方、セルジ・ロベルトはスピードこそセメドに劣るものの、飛び出しのタイミングや周囲との連携においてセメドを大きく上回ります。単独では崩せなくても、周囲と連携してより効果的なプレーができるわけで、相手からするとこの方が怖いわけです。後半、セルジ・ロベルトが右サイドに入ってからは、左一辺倒だったバルサの攻撃が、両サイドから作れるようになり、相手を圧倒することができました。

 バルベルデ監督は今シーズン、セルジ・ロベルトを中盤で使いたそうな雰囲気ですし、本人も中盤が好きなのかもしれません。ですが、バルサにとってより良いオプションとなるのは、やはり右サイドバックではないかと、改めてそう思わせられた試合でした。

 

アンス・ファティ初ゴール!!

 さてさて、試合の方は2-2の引き分けということで昇格組相手には物足りない結果となってしまったわけですが、この試合はファティの初ゴールという素晴らしいシーンもありました。

 前節、クラブ史上2番目の若さでデビューしたばかりの若者ですが、この試合では出場からわずか6分余りでゴールを記録してしまいます。スーパースターになるような選手たちは、こういう形で人々の記憶に残るようなゴールやプレーをすることが多いですが、このファティという選手も何か光るものを持っているような、スター性を感じさせてくれます。ゴール後に感動から目を輝かせていたのも印象深いです。

 何より、右サイドのC・ペレスのクロスから決めたというのも熱い。若いカンテラーノ同士の連携での得点なんて、久しく見ていなかった光景ではないでしょうか。この二人には今後も活躍を続けてほしいです。

 ゴール後は試合から消えていたり、簡単なパスミスで攻撃の流れを断ってしまったりと、まだまだトップチームに定着するには課題が多そうなファティですが、ここまでは順調に結果でアピールすることができています。今後も出番は与えられるでしょうから、貪欲にチャンスを狙ってほしいところです。

 

 ファティの活躍を含む試合のハイライトはこちらをご覧ください。

(動画は、「Greatest Koora HD」様より引用)


Oѕaѕuna vs Barcelona 2-2 - Highlights & Goals Resumen & Goles 2019 HD

 

独り言

 前節、全く試合を作ることができなかったメンバーと同じということで嫌な予感はしていましたが、やはり勝ち点を落としてしまいましたか。

 前半のプレーは本当に退屈で、時間的にもウトウトしてしまいました(笑)。

 まあでも、ファティ君の初ゴールやアルトゥールのきれきれのプレーを見ることができたので、それはそれで良かったです!

 今日は見ていて、フレンキーのプレイも気になりました。どこか遠慮しがちというか、大人しいというか。さすがにパスの流れを分断したりはしないのですが、効果的なプレーは少なかったですね。フレンキーならもっと大きな役割をこなせると思うので、アヤックス時代に見せていたようなピッチ上の指揮者たるプレーを見せてほしいのです。まあ、まだ移籍したばかりですし、もう少し時間がかかるかもしれませんね。

 あとは、上でも書きましたが、アルトゥール素晴らしかったです!

 やはり彼のターンやボール裁きはシャビを彷彿とさせるというか、とても外部から来たようには思えません。バルベルデ監督、次節は右サイドバックにセルジ・ロベルト、中盤にアルトゥールとフレンキーでお願いします(笑)。

 次節はホームでバレンシアですか。さすがにメッシは戻ってくるでしょうから大丈夫かな。ホームとはいえ代表ウィーク明けの強敵ですから一筋縄ではいかないでしょう。しっかり勝ち点3を取りに行ってほしいですね。

 

それではまた、ビスカ・バルサ!

 

 

チャンピオンズリーグの組合せ発表! バルサは今年もまさかの…!

 本日、UEFA チャンピオンズリーグのグループステージの抽選会がモナコにて開催されました!
 今回の抽選ではレアル・マドリーやアトレティコ・マドリーといった強豪クラブがポット2のクラブに入ったことで、史上最悪の死の組の誕生が囁かれるなど、その組み合わせには注目が集められていました。
 それでは、バルサを含めてどのような結果になったのか見てみましょう。

1 グループステージの組合せ

www.instagram.com
[グループA]
パリSG(フランス)
レアル・マドリー(スペイン)
クラブ・ブルージュ(ベルギー)
ガラタサライ(トルコ)

[グループB]
バイエルン(ドイツ)
トッテナム(イングランド)
オリンピアコス(ギリシャ)
レッドスター(セルビア)

[グループC]
マンチェスター・シティ(イングランド)
シャフタール(ウクライナ)
ディナモ・ザグレブ(クロアチア)
アタランタ(イタリア)

[グループD]
ユベントス(イタリア)
アトレティコ・マドリー(スペイン)
レバークーゼン(ドイツ)
ロコモティフ・モスクワ(ロシア)

[グループE]
リバプール(イングランド)
ナポリ(イタリア)
ザルツブルク(オーストリア)
ゲンク(ベルギー)

[グループF]
バルセロナ(スペイン)
ドルトムント(ドイツ)
インテル(イタリア)
スラビア・プラハ(チェコ)

[グループG]
ゼニト(ロシア)
ベンフィカ(ポルトガル)
リヨン(フランス)
ライプツィヒ(ドイツ)

[グループH]
チェルシー(イングランド)
アヤックス(オランダ)
バレンシア(スペイン)
リール(フランス)

2 くじ運のないバルサが今年も死の組を引き当てる!

 最近のCLではくじ運のなさから毎度のように死の組を引き当てていたバルサ、昨シーズンもインテルやトッテナムと同じグループでした。
 今年はさすがにいいくじを引いてもらえるだろうと、少しだけ楽な組み合わせを予想していたのですが、見事にやってくれました。
 おそらく、全グループの中で最も熾烈なグループに入ったのではないでしょうか。インテルとドルトムントと同組になります。ていうか、これだけ死の組の誕生が騒がれていたのに、他のグループは割とうまいこと戦力が分散されています。
 バルサはどれだけ運がないのでしょう(笑)。
 強いて挙げるなら、グループHは各国の強豪クラブが揃っていてこちらもなかなか厳しい組み合わせとなりました。
 ちなみに、例年より楽になるという予想は外しましたが、インテルと今年もご一緒するとというのは見事に当てることができました。

 昨日の予想記事はこちらをご覧ください。
www.beautifulbarca.com

3 グループFの展望
 では、グループFでバルサは勝ちぬくことができるでしょうか。
 ドルトムント、インテルともにリーグを代表する強豪クラブです。バルサが本来の力を発揮すればグループ突破は固いですが、油断すると足元をすくわれかねないです。特にアウェイでの戦いには注意する必要があります。
 ドルトムントは、ここ数シーズンこそ選手の入れ替えにより戦力を落とした印象がありますが、昨シーズンは新たな戦力での戦い方が安定し、チーム力が大きく向上しました。ブンデス優勝こそ逃したものの、首位バイエルンにわずか勝ち点2差での準優勝でした。今年はそのバイエルンから守備の要フンメルスが復帰したことに加え、パコ・アルカセルの完全移籍やブラントの獲得など、大型補強によりさらに戦力を強化しました。前線のロイス、アルカセル、サンチョなどのアタッカー陣はバルサにとっても十分に脅威となりうるため注意が必要です。グループFでバルサの最大のライバルとなるでしょう。
 インテルは、昨シーズンのセリエAで4位に終わっています。こちらも名門クラブでありながら近年はなかなか思うような順位には上がれなかったクラブですが、今年はマンチェスター・ユナイテッドからルカクとアレクシス・サンチェスを獲得するなど、同じく大型補強に動いています。ルカクの高さはバルサにとっても脅威と言えるでしょう。
 スラビア・プラハは、グループ内では戦力的には最も劣るクラブですが、だからこそここで勝ち点を落とすわけにはいきません。アウェイ戦も含めてここでしっかり勝ち点を獲得することが重要になります。
 理想の形としては、最初の3試合で3連勝を決めて、後半の試合は余裕をもってカンテラーノに出番を充てる機会にしてほしい。毎年こう思っていますが、今年のグループもそう甘くはなさそうです。


いかがでしたでしょうか?
グループステージは9月17日から始まります!
今年も熱い戦いを期待しましょう!

それではまた、ビスカ・バルサ!