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バルサ移籍情報「19/20シーズン 選手補強総括」

19/20シーズンの夏の移籍期間が昨日終了しました。
今期のバルサは噂されたネイマールの獲得こそ失敗したものの、グリーズマンやフレンキー・デヨングなど大物選手との契約に成功しています。
本日は、今回の移籍期間における選手補強を振り返り、総括したいと思います!

獲得

①フレンキー・デヨング

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移籍金:7500万ユーロ+ボーナス1100万ユーロ
移籍元:アヤックス
バルサのフレンキー獲得は冬に発表されていますが、チームへの合流は今夏からになります。

②ネト

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移籍金:2600万ユーロ+ボーナス900万ユーロ
移籍元:バレンシア
これまで第二GKを務めていたシレッセン(バレンシア移籍)と実質的なトレードのような形式での入団となりました。

③グリーズマン

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移籍金:1億2000万ユーロ(契約解除金)
移籍元:アトレティコ・マドリー
契約解除金満額の支払いにより、昨シーズンからグリーズマンを求めていたバルサがようやく目標を達成しました。

④ジュニオル・フィルポ

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移籍金:1800万ユーロ+ボーナス1200万ユーロ
移籍元:レアル・ベティス
バックアッパー不在が問題となっていた左サイドバックに、将来有望な若手を獲得することに成功しました。


支出合計:2億7100万ユーロ

放出

①ヤスパー・シレッセン 
 移籍金:3500万ユーロ
 移籍先:バレンシア
②アンドレ・ゴメス 
 移籍金:2500万ユーロ
 移籍先:エバートン
③デニス・スアレス 
 移籍金:1500万ユーロ
 移籍先:セルタ
④マルク・ククレジャ 
 移籍金:600万ユーロ(買取義務付ローン移籍)
 移籍先:ヘタフェ
⑤マウコム 
 移籍金:4000万ユーロ+ボーナス500万ユーロ
 移籍先:ゼニト
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⑥コウチーニョ
 移籍金:1億2000万ユーロ(買取オプション付ローン移籍)
 移籍先:バイエルン・ミュンヘン
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⑦ラフィーニャ
 移籍金:なし(ローン移籍)
 移籍先:セルタ


収入合計:2億4600万ユーロ
※コウチーニョの買取オプションが行使された場合の金額です。


総括

FW

 FWは、マウコム、コウチーニョ、ラフィーニャを放出し、グリーズマンを獲得しました。
 放出された3人はバルベルデ監督の信頼を得ているとはいえず、代わりにメガクラックであるグリーズマンを補強できたのは、戦力的にもスカッドの整理という意味でも良かったのではないでしょうか。
 特に、新戦力のグリーズマンはリーガ第2節で早くも2ゴールを挙げるなど期待が持てます。彼がメッシやスアレスといい関係を構築することができれば、バルサの攻撃力は昨シーズンよりもさらに向上するでしょう。ベンチにはデンベレも控えているので、非常にハイレベルなローテーションが可能です。
 ただし、単純に考えると1名獲得の3名放出ですので、選手層は薄くなったと言わざるを得ません。シーズン開幕前からメッシとスアレスが負傷離脱しているように、主力が故障して長期離脱などしてしまうと戦力的にかなり厳しくなります。
 今シーズンはC・ペレスやアンス・ファティといったカンテラーノが台頭してくれているので、彼らの活躍にも大いに期待したいところです。クラブ首脳陣も彼らの台頭があったからこそ、コウチーニョやラフィーニャの放出に踏み切れたのだと思います。

MF

 MFは、デニス・スアレスとアンドレ・ゴメスが放出となり、フレンキー・デヨングが加入しました。
 放出された二人はこちらも戦力外扱いでしたので、この移籍金で売却できたのはバルサにとって大きいです。
 また、多くのクラブとの競合の末、アヤックスの宝石フレンキーを獲得することに成功しました。今のところ目を見張るような活躍を見せているわけではありませんが、将来への投資という意味でもこのは補強は非常に大きいです。クラブにももう少し慣れて、メッシやスアレスが戻ってくれば状況はまた変わるでしょう。今後の活躍に期待が持てます。
 FW陣とは違い、こちらはやや人員過多気味です。トップチームの選手はフレンキー、セルジ・ロベルト、ラキティッチ、ブスケツ、ビダル、アルトゥール、アレニャですが、バルサBにはプレシーズンで輝きを放ったリキ・プッチも控えています。この8人で3つのポジションを争うとなると、(セルジ・ロベルトが右サイドバック起用だとしても)相当ハイレベルで贅沢なポジション争いが展開されることになります。
 バルサのサッカーは中盤が命ですので、このポジションは多すぎるということもないのですが、バルベルデ監督にはうまくローテーションをしていただきたいです。

DF&GK

 DF&GKは、シレッセン、ククレジャを放出し、ネト、フィルポを獲得しました。
 放出されたククレジャは戦力外、シレッセンは第二GKとして信頼を得ていましたが、より多くの出場機会を望み移籍となりました。シレッセンほどの実力者であれば、確かに他のクラブであればすぐにスタメン起用されるはずですので、残念ですが仕方ありません。ここは新加入のネトに期待しましょう。バルサスタイルへ適応できるかはまだ分かりませんが、強豪バレンシアでスタメン出場していたように、GKとしての能力は申し分ありません。
 一方、こちらも多くのクラブが競合していたアヤックスのセンターバック、デ・リフトの獲得には失敗しています。こちらも将来が渇望されるCBだっただけに逃したのは惜しかったです。ただ、すでにトップチームにはピケ、ラングレ、ユムティティ、トディボと4人のセンターバックが揃っているため、どうしても欲しかったというわけでもありません。ここはご縁がなかったということで、トディボが同じくらい成長してくれることを願いましょう。
 また、長い間バックアッパーがいなかった左サイドバックにフィルポを獲得できたのは非常に大きいです。同胞の先輩であるジョルディ・アルバから多くを学び、2~3年後には不動の左サイドバックに成長してほしいものです。それだけのポテンシャルを秘めた選手です。

総括

 いかがでしたでしょうか?
 こうやって見てみると、各ポジションに有望な新戦力を獲得したうえで、余剰戦力の戦力もしっかりと進めることができています。どのポジションも十分ハイレベルで競争力のあるスカッドになったのではないでしょうか(FWだけ選手層には不安が…)。
 最後にネイマールを獲得できなかったのは残念ですが、収支的にもチームバランス的にも獲得しない方が良かったとようにも思えます。
 結果次第ではありますが、ひとまず今シーズンの補強は大成功と言えるのではないでしょうか



それではまた、ビスカ・バルサ!