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バルサ移籍情報「コウチーニョがミュンヘンに移動中! ネイマール獲得作戦にも影響か?」

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 フィリペ・コウチーニョがブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンへのローン移籍に向けてバルセロナを出発したとの報道が出ています。

 両クラブ間の合意報道も出ていることから、メディカル検査等で何も問題がなければ、間もなく移籍が成立する見込みです。

 今回はコウチーニョのローン移籍に伴う影響についてまとめます。

 それにしても、クラブ史上最高額で獲得したスター選手がこんなにも早く退団してしまうとは…

 さらば、コウチーニョ!(>_<)

 

コウチーニョ移籍については以前にも記事にしていますので、よければご覧ください。

 

beautybarca.hatenablog.com

 

 

1 ローン移籍だが事実上の放出か!?

 まだ両クラブから正式に発表されたわけではありませんが、現地メディアの報道によるとコウチーニョの移籍は買取オプション付きのローン移籍にになるとのこと。そして、バイエルンはバルサに対して今シーズンのローン費用として800万~2000万ユーロ(この数字はメディアによってバラバラです)の費用を支払い、もしシーズン終了後に買取オプションを行使する場合にはさらに移籍金として1億2000万ユーロを支払うことになるそうです。

 今回のローン移籍は「買取義務」ではなく、「買取オプション」付ですから、シーズン終了後にバイエルンがオプションを行使しなければ、コウチーニョの所有権は引き続きバルサが有することになります。つまり、移籍するとはいえ、来シーズン以降にコウチーニョがバルサに復帰してプレーするという可能性もまだ残されています。

 ただ、実際にはバルサからローン移籍で放出されたほとんどの選手がその後バルサに戻ることなく他クラブでプレーしているというのが現実です。今回の移籍にしても、もしコウチーニョがバイエルンで大活躍すればバイエルンが買取オプションを行使するでしょうし、そうでなければバルサに戻ったところで主戦力とはみなされず、再び他の移籍先を探すことになるでしょう。つまり、ローン移籍とはいえ、コウチーニョがバルサで再びプレーすることはかなり難しく、残念ですが今回の移籍は事実上の放出のようなものです。

 

2 バルサにとってはメリットがたくさん!?

 さてさて、そんな残念なコウチーニョの移籍ですが、バルサにとってはいくつかのメリットがあるといえます。

 まずは当たり前ですが、選手の給与を大幅にカットすることができます。これも両クラブから正式に発表されていませんが、こういったローン移籍の場合には、受け入れ側が選手の給与を負担するというのが通例です(例外もあり、両クラブで分担することもります)。ですので、ただでさえ選手の給与支出が膨大なバルサにとって、コウチーニョの給与を削減できるというのは大きいです。ちなみに、コウチーニョの年俸は約1200万ユーロ(約14億円)と言われており、これはバルサ内部ではルイス・スアレスに次いで高額なサラリーになります。

 また、ローン費用として仮に2000万ユーロほどの支払いがあるとすれば、バルサがコウチーニョ獲得に支払った1億6000万ユーロの一部を埋められる形となり、これも大きいですね。

 そして、最もメリットがあるとすればバイエルンが買取オプションを行使した場合でしょう。1億2000万ユーロの収入があれば、コウチーニョ獲得時の資金をほとんど取り戻すことができます。この資金で他の選手を獲得する(もしネイマールが獲得出来たらその資金に充てる)ことができます。

 上で書いたようにおそらく今後コウチーニョがバルサに戻って活躍する可能性は非常に低いといえます。ですので、コウチーニョには来シーズンのバイエルンで復活を遂げてもらい、実力でバイエルンに買取オプションを行使させるような活躍を期待したいです。その方が、選手本人にとっても良いでしょう。

 

3 ネイマール獲得は不可能に?

 コウチーニョがバイエルンに移籍したことで、ネイマールのバルサ移籍が事実上不可能になったという報道も出ています。というのも、バルサはネイマールをキャッシュで獲得する余裕がないため、コウチーニョを含めたトレード移籍しか方法は残されていなかったためとのこと。

  確かに、今回の移籍でネイマール獲得がまた一段と厳しきなったというのは事実かもしれません。トレードにコウチーニョを含めることができなくなった以上、バルサとしては他の選手でオファーを出すしかありません。現時点で報道されている候補は、ラキティッチ、ビダル、ラフィーニャ、デンベレ、セメドあたりです。しかし、デンベレとセメドはバルサが放出を許可するとは思えません。未だバルサにとって貴重な戦力です。そうすると、ビダルやラキティッチあたりで交渉する可能性はありますが、こちらはパリ・サンジェルマン側が良しとはしないでしょう。いずれにしろ、選手トレードによる移籍の可能性はかなり厳しくなりました。

 残された唯一の方法として、シーズンローンでの獲得はあり得ます。そうです、コウチーニョと同じやり方で獲得してしまえばいいわけです。これであれば今シーズンの支出は抑えることができますし、以前にも報道されていたとおり「買取義務」付のローン移籍にしてしまえば、パリ・サンジェルマンとしてもメリットがあるため交渉が進む可能性はあります。

 

 ネイマールの移籍パターンについてはこちらの記事でも詳しくまとめています。

 

beautybarca.hatenablog.com

 

4 レアルマドリーの補強にも影響か?

 ところで、今回の移籍はお隣さんへの影響もあると報道されています。何でも、マドリーは余剰戦力とみなしていたガレス・ベイルをバイエルンに移籍させるべく動いていたそうですが、今回のコウチーニョの移籍によってそれが不可能になったそうです。また、ベイルの放出先がなくなったとことで、こちらも膨大な選手給与が削減できなくなり、これ以上ネイマールなどの大物選手の獲得も難しくなるとのこと。

 なんと、思わぬところでライバルクラブを牽制する形となりましたね(笑)。これによってネイマール獲得を狙えるのはバルサだけになるわけですから、その点は大きいです。コウチーニョさんありがとう!

 ただ、ベイルは怪我こそ多いですが万全なら素晴らしい選手なので、残留がバルサにとって吉と出るか凶と出るかはわかりませんがね。いつぞやの国王杯で左サイドをぶち抜かれたトラウマは今でも消えていません(笑)。

 

 

いかがでしたでしょうか?

この記事を書いている最中にもコウチーニョの移籍が発表されているかもんしれませんね(笑)。

コウチーニョは個人的には大好きな選手ですが、バルサでは適正ポジションが見出せそうにないですし、特徴があまり活かせていません。新天地では再びあの輝きを取り戻してくれることを祈っています!

 

それではまた、ビスカ・バルサ!