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5分で読めるバルサ戦レビュー【楽天カップ FCバルセロナVSチェルシーFC 2019/7/23】

 来る2019年7月23日、埼玉スタジアムにて、楽天カップFCバルセロナVSチェルシーFC戦が開催されました。バルサにとって2019/2020シーズン初となる試合であり、新加入選手の登場もあることから、この日を待ち望んでいたバルサファンの方も多いのではないでしょうか。

 

この試合のポイントとは?

  1. 新加入選手たちの無難なデビュー
  2. 輝く超新星「リキ・プッチ」が魅せる
  3. ラキティッチの残留期待弾

それでは、どのような試合結果となったのか、レビューをご覧ください(^O^)

1 試合概要

 楽天カップではメッシ、スアレスという二大スターを欠くバルサですが、それでも二人以外はほぼ現状のベストメンバーを揃えています。バルサは前半から軽快なパスワークやティキタカを披露する場面もありましたが、シーズン初戦ということもあり、どこか選手たちの連携がちぐはぐ。決定機をなかなか作れず。あまりいいところがなかったバルサですが、カンテラのリキ・プッチがドリブルと華麗なヒールパスで観衆を沸かせました

 一方、コンディションで上回るチェルシーは前線から積極的なプレスを仕掛け、ショートカウンターから決定機を作りました。試合が動いたのは前半35分、自陣ゴールエリア付近でのブスケツの致命的なパスミスをカットしたチェルシーのアブラハムがTシュテーゲンとの1対1を制して先制点を奪いました。

 後半に入ると、バルサはメンバー全員を総入れ替え、新加入のフレンキーとネトがピッチに登場しました。しかし、バルサのコンディション不良は後半メンバーも同じで、個々のメンバーの奮闘はみられるものの、チームプレーで決定機を作ることができません。すると81分、左サイドからパスを受けたチェルシーのバークリーが左足で技ありのミドルシュートをゴール右隅に突き刺し、リードを広げました。

 このまま試合が終わるかと思われた91分、ラキティッチの目の覚めるような弾丸ミドルシュートが決まり、バルサが1点を返します。試合は、1-2でチェルシーの勝利です。

2 フォーメーション

前半と後半でまさかのスタメン総入れ替え。

ポジションが注目されたグリーズマンはトップに、フレンキーは中盤底に配置。

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前半⇒後半



3 スタッツ

【得点】 バルサ:⚽ラキティッチ(91分)

     チェルシー:⚽アブラハム(35分)⚽バークリー(81分)

【警告】 バルサ:なし

     チェルシー:なし

 

4 試合のポイント

①新加入選手たちの無難なデビュー

 この試合では、今シーズンのバルサの新加入選手、グリーズマン、フレンキー、ネトがデビューを果たしました。

 グリーズマンは、随所でセンスあふれるプレーを披露し、バルサのスタイルにも適応できそうなテクニックと連携を披露しました。特に、同胞のデンベレとはお互いに意識しているせいか良い連携が見られ、今後に期待が持てそうです。惜しかったのは24分のアルバからのクロスを空振りしてしまったシーン。渾身のクロスだっただけに、決めていればヒーローになっていたでしょう。

 フレンキーは、デビュー戦ではブスケツの位置でのプレーとなりました。さすがは名門アヤックス育ちということもあり、パスの受け方やターンの仕方などはセンスを感じさせるものがありました。残念だったのは試合から消えてしまう時間帯が多かったこと。やはり周囲との連携もまだまだでしょうし、これから徐々にチームに溶け込んでいくことでしょう。

 ネトは、一本のスーパーセーブを含めてチェルシーのシュートをことごとくストップ(バークリーのシュートは誰でも無理です)し、安定感を感じさせました。また、懸念されている足元のパスワークも無難にこなしました。さすが昨年はバレンシアで正GKを務めていたということもあり、彼のようなバックアッパーがいてくれるのはチームにとって大きいです。

②輝く超新星「リキ・プッチ」が魅せる

 この試合では、カンテラ期待の新星、リキ・プッチが大活躍でした。的確なパスワークと状況判断、俊敏性のあるターンやドリブルなど、バルサのMFに必要な要素を存分に発揮してくれました。圧巻だったのは10分の相手二人を背負ってのドリブルと、14分のデンベレへの華麗なバックヒールパスです。シーズンを通してこのレベルでプレイできるなら、レギュラーの座も近いのではないでしょうか。

 リキ・プッチのプレーが気になる方は動画をご覧ください。

 (動画は、「aranFE」様より引用)


Riqui Puig vs Chelsea (23/07/2019) HD

 

③ラキティッチの残留期待弾

 バルサファンにとってこの試合最大のハイライトといえば、91分のラキティッチの弾丸ミドルシュートでしょう。中々ゴールが奪えないファンのイライラをかき消すほどの、豪快なミドルシュートでした。ゴラッソです!

 ラキティッチはここしばらく移籍濃厚との報道がされていますが、本人は試合前日の会見でも残留希望を表明しています。実際、フレンキーの加入もあって今のバルサの中盤は飽和状態、バルサファンの中でもラキティッチを放出すべきかどうか意見が分かれそうなところです。

 ですが、今日の試合を見る限りラキティッチはまだまだバルサでやれると思ったファンの方も多いのではないでしょうか。ブスケツ・フレンキー・ラキティッチで構成する中盤は非常に魅力的です。果たしてどうなるか、強化スタッフたちの判断に注目です。

 

5 管理人の独り言(時間があったらぜひ読んでください♡)

 最後までお読みいただきありがとうございます。実は管理人、この試合を埼スタで生観戦していました(笑)。運のないことにバックスタンドの後ろから2番目の席だったので、試合開始直後から降る雨が屋根の隙間から吹き込んだり、選手が小さすぎてミニチュア人形のように見えたりと、環境はあまりよくなかったです。それでも、やはりバルサの試合を生で見れるというのは滅多にないことで、心躍る思い出となりました。

 選手の動きが悪いながらに色々と見どころのあったこの試合ですが、まず言いたいのは「ブスケツ何やってんの」と(笑)。あれは絶対にやっちゃいけないミスでしたよね。現地で見ていてもファンからのため息が聞こえてきて、非常に残念でした。まあ、滅多にミスをしないブスケツなので、あのミスがプレシーズンで起きて良かったと思うことにします。

 それから、リキ・プッチとアレニャーは今後もぜひ使ってほしいですね。元々潜在能力があるのは皆さん知っていると思うのですが、生で見ていてもやはりいい動きをしていました。シャビとイニエスタが試合で使ってもらいながら一流の選手に育っていったように、この二人にも将来はバルサの中盤を背負ってほしいものです。バルベルデさん、どうかお願いします…

 我らが安部選手は腰痛で離脱ですってね。2部所属とはいえ、日本人がバルサでプレーするなんて本当にすごい。新加入選手が怪我で出遅れてそのままズルズルとシーズン中もベンチで過ごすというのはあるあるパターンなので、一日でも早くけがを治して復帰するのを祈るばかりです。

 残念ながらシーズン初戦を落としてしまいましたが、まだまだこれからです!メッシ、スアレスも戻ってくるし、もしかしたらネイマールも復帰!?かもです。今後もバルサから目が離せそうにないですね。

 

それでは、ビスカ・バルサ!