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バルサとヴィッセル神戸が連携合意を発表! バルサにとって4つのメリットとは!

 

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 楽天カップでは日本のサッカーファンを盛り上げてくれたバルサとヴィッセル神戸。最近ではバルサから選手が加入することでヴィッセル神戸の「バルサ化」が話題となっていますが、このほど正式に両クラブの協力関係形成の合意が発表されました。

 バルサがアジア圏のサッカークラブとこのような協力関係を築くのは初めてですが、今回の発表はバルサにとってどのようなメリットをもたらすのでしょうか。

 

今日のポイントは?

ヴィッセル神戸との協力関係がバルサにもたらすメリットとは?

 

 今回の合意発表は楽天カップ開催前の両クラブ合同会見において発表されたわけですが、バルトメウ会長の発言曰く、バルサとヴィッセル神戸は「兄弟チーム」のようになるとのこと。そして、両クラブの関係強化のポイントとして、4つのメリットがあると言っています。

  1. クラブ間における人材交流
  2. 両クラブのアカデミー選手のクラブ派遣
  3. スカウティングにおけるノウハウとデータベースの共有
  4. クラブのブランディングを向上するための相互パートナーシップ構築

 それでは、それぞれ具体的に解説します。

 

1 クラブ間における人材交流

 これについては、すでにバルサの選手たちがヴィッセル神戸に移籍していますね。現時点で移籍が成立した選手がアンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャ、セルジ・サンペール、サッカーファンの方ならご存知の方が多いと思います。そして、合同会見において発表されたのが、4人目の選手、トーマス・フェルマーレンの入団です(上の写真、誰かわからなかった方もいるかもしれませんが、実はフェルマーレンです笑)。

 このように、今後もバルサとヴィッセル神戸の間で選手の移籍が行われる可能性は高いです(ただし、とりあえず今回の協力関係は2019-2020シーズン中の話とのこと)。

 バルサからすれば、年齢的に全盛期の活躍が難しくなった選手(イニエスタやビジャの例)や、バルサでの出場機会が限られる選手(サンペールやフェルマーレンの例)の移籍先を確保することができます。最近はキャリアの晩年にアジア圏のクラブに移籍するのが一つのトレンドになりつつあるので、選手にとってもメリットがあります。また、逆に神戸で活躍した選手をバルサが引き抜くというパターンもあるかもしれません。

 一方、神戸からすれば、今はバルサ化の真っ最中なわけで、バルサのフットボールを理解した選手を獲得できるチャンスが広がるというのは大きなメリットになります。

 

2 両クラブのアカデミー選手のクラブ派遣

 これについては詳細はわかりませんが、今後どのように若手選手の交流があるのか、非常に興味深いところです。レンタル移籍のような形で実際に選手を交換するという意図なのか、それともプレシーズンなどで数回一緒にプレーする程度なのか。

 言っても日本とスペインですので、若い選手が移籍するにはハードルが高いです。また、選手自身がレンタル移籍を望むかどうかという話もあります。このため、おそらくは16歳以下の若手選手などがそれぞれのクラブで合同練習を行うくらいの意味合いではないでしょうか。

 バルサにとっては、ヴィッセル神戸に所属する有望な日本人選手を視察できるというメリットがあります。将来、ヴィッセルからバルサに久保くん(←レアルに行ってしまって悲しい…)のような選手が入団してくれれば夢のある話ですね!

3 スカウティングにおけるノウハウとデータベースの共有

 今回の関係合意において、バルサにとって最も恩恵を受けることになるのがこの3ではないでしょうか。ヴィッセル神戸はJリーグはもちろんのこと、アジアの有望選手についての情報もバルサより詳しいでしょう。これらの情報を共有できるというのは、非常に大きなメリットになります。 

 先日、鹿島アントラーズの安倍選手がバルサBに入団しましたが、今後もアジア圏からバルサに入団する選手が増える可能性があります。アジアにも優秀な選手はたくさんいますので、バルサには他の強豪クラブとスカウティングで負けないよう、今回の関係を活かしてほしいですね。

 ちなみに、もしバルサに移籍する日本人選手が増えれば、バルサからリーガの他クラブに移籍する可能性もありますので、スペインでプレーする日本人選手がさらに増え、日本サッカー界にとっても有益なのではないでしょうか(←少し大げさですが笑)。

 

4 クラブのブランディングを向上するための相互パートナーシップ構築

 バルサやヴィッセル神戸も言ってしまえば一企業のようなものですから、自社のブランドを外国展開するというのは非常に重要です。お互いの国でブランド力を高めることによりファンが増え、広告収入や選手のグッズ売り上げ収入が上がるなど、商業的にも大きなメリットがあるといえるでしょう。

 バルサにとっては、日本のバルサファンを拡大することができます。すでにたくさんのファンがいるとは思いますが、今回の提携により、さらに多くのファンを獲得することができるでしょう。バルサを好きになってくれるヴィッセルファンの方も増えるかもしれませんね。

 

 

いかがでしたでしょうか?

今回は、バルサとヴィッセル神戸の協力関係構築における4つのメリットをまとめてみました。

バルトメウ会長の発言のように、まさに「兄弟のような」関係で互いのいいところ共有してほしいところです。

両クラブの関係について、今後も目が離せませんね!

 

それではまた、ビスカ・バルサ!