バルサ選手紹介【リキ・プッチ】イニエスタの後継者として期待を背負う超新星!
バルサ選手紹介、第1弾は楽天カップで大活躍の期待の超新星、リキ・プッチ選手です。楽天カップのチェルシー戦を観戦して、「なんだこのうまい選手は?」と驚かれた方も多いのではないでしょうか。
本日のポイント
リキ・プッチってどんな選手?
1 プロフィール
本名:リカルド・リキ・プーチ・マルティ(Ricard "Riqui" Puig Martí)
生年月日:1999年8月13日
身長:169cm 体重:56kg 利き足:右
経歴:FCバルセロナB 2018~(バルサユースには2013年から所属)
受賞:2019年度のゴールデン・ボーイ賞候補にバルサから唯一ノミネート!
2 プレースタイル
一言でいえば、「小さなイニエスタ」でしょうか。最大の特徴はボールさばきの上手さです。特段足が速いわけではありませんが、イニエスタを彷彿とさせる独特のボールの持ち方と足さばきにより、相手からボールを奪われることがまずありません。また、俊敏性に優れているため、密集地帯から抜け出すのも得意です。まさにバルサのカンテラ育ちらしい選手です。
また、テクニック面でいえば、パス出しの能力も非常に優れています。素早い展開の中で、前線の選手の動きを見て狭いスペースにパスを通す能力に長けています。このため、スペインでは将来イニエスタというよりもシャビに近い選手になると言う人も多いそうです。
リキ・プッチのプレーが見たい方は、以下の動画をご覧ください。
(動画は、「ScoutNation HD様より引用)
RIQUI PUIG - Incredible Skills, Passes & Assists - 2018/2019 (HD)
2019/07/23開催の楽天カップでのリキ・プッチの活躍はこちらの記事をご覧ください。
3 バルサでの起用と立場
そんなリキ・プッチですが、現在のバルサでは「将来期待の若手」として、たまにトップチームから召集されています。初デビューは、2018-2019シーズンの第32節ウエスカ戦で、後半22分からピッチに立っています。シーズン開始前からトップチームでのデビューが期待されていたのですが、監督が若手起用に慎重すぎるせいで、初起用まではかなり時間がかかりました。
期待の若手とはいえ、バルサの中盤はポジション争いが最激戦区ゆえ、バルベルデ監督の信頼を勝ち取るにはもう少し時間がかかるかもしれません。その意味でも2019-2020シーズンは彼にとって最大の正念場と言えるでしょう。トップチームでの立ち位置を確立するのか、期待の若手のままで終わってしまうのか、注目したいところです。
4 課題
今後の課題としては、「持ち味を発揮しつつトップチームでの居場所を見つけること」でしょう。元々の能力は一流でも、バルサスタイルの中で持ち味を発揮できずにお別れしてしまった選手は数え切れません(あのセスクでさえ明確な役割を見いだせずに放出されたくらいですから)。
特に良くないのが、「器用に何でもできる選手」になってしまうこと。パスも出せるしドリブルもうまいし足元もうまい、でもいまいちぱっとしない。こんな選手はレンタル移籍という名の片道切符でクラブを離れ、二度と戻ることはないでしょう。
現状バルサBで見せているような堂々たるプレーを、トップチームのメンバーの前でも臆することなく披露できれば、レギュラー奪取は近いのではないでしょうか。少なくとも、カンテラ育ちのプッチの活躍をファンは心待ちにしているでしょう。
5おまけ
最近台頭した選手なのでリキ・プッチ選手の情報はまだまだ少ないですが、周囲からの期待は相当のようで、いくつか賞賛のコメントを見つけたので紹介します。
本人の謙虚さ溢れるコメント(リーガ・エスパニョーラでのデビュー戦後)
「ラ・リーガへのデビューは間違いなく特別なものだ。僕は自分が得たチャンスを非常に嬉しく思っている。1つの夢が叶った」
「僕が望むのはバルセロナでプレーを続ける事だ。ここは僕、両親、家族の人生のクラブだ。もし選ぶ事ができるならば、バルサでプレーを続けるだろう」
ダニエレ・マッサーロ(元ACミラン)のコメント
「彼はパーソナリティを持ち、常に堂々とプレーしている。我々は新たなイニエスタに直面した。」
バルベルデ監督のコメント
「リキ・プッチは違いを生み出せる選手で、いつも顔を上げている。我々はこれがただの最初の一歩であることを望んでいるし、このまま成長してもらいたい。」
いかがでしたでしょうか。
今回は、イニエスタの後継者として期待を背負う超新星「リキ・プッチ」の情報をお届けしました。
今シーズンのレギュラー定着が楽しみですね!
それではまた、ビスカ・バルサ!